2008年05月10日
千利休
写真教室のテラウチ先生の
言葉シリーズ第二段
『日本庭園型写真』
うーむ
なにやら難しそうなタイトルですが、
千利休のエピソードで
秋のある日、庭の落ち葉を掃除していたらしい。
そして、利休がきれいに掃き終わった後に、
最後に何故か?落ち葉を少し撒いた。
「せっかく掃いたのになぜ?」
と人が尋ねると
「秋の庭には少しくらい
落ち葉がある方が自然でいい」
と答えた。
このエピソードで面白いのは完璧よりも
少し、ハズシがあったほうが
より風情があるし季節感も考慮した味わい深さがある
という事でしょうか?
最近良く名前を聞くようになった梅佳代さんも
そんな写真を撮る写真家ではないでしょうか?
ここで思い浮かんだのは
数年前に都城に撮影の勉強に行ってた時がありまして
そこの先生N口さんが
「美容師の日ごろの仕事って、綺麗にバランス取っているから
それに慣れてしまっているけど」
「左右非対称(アシンメトリー)な方が何か面白い写真になるんだよね」
と語っていたのを思い出します。
造形的ハズシとでも言いましょうか?
梅佳代さんの場合、場面的ハズシ?
岡本太郎さんが言ってた
「写真というのは偶然を偶然でとらえて必然化することだ」
まさにこの事だと実感します。
千利休は何でも無い事として捕らえてしまいがちな事に
価値観を吹き込める!優れた才能の持ち主。
そんな面白い人物なんですね。
写真は、先日行ったボーリング場の写真です。
私としては梅佳代的な写真だと思うのですが…
うーん 伝わらないかもなぁ…
Posted by アミー at 11:08│Comments(1)
│Guest
この記事へのコメント
この画像は必然的?偶然的?
なんだかおかしいけどまぁ彼の雰囲気が出てしまったか?
写真の面白さ、はたまた撮られる怖さを感じますねぇ~
なんだかおかしいけどまぁ彼の雰囲気が出てしまったか?
写真の面白さ、はたまた撮られる怖さを感じますねぇ~
Posted by カラー協会顧問 at 2008年05月10日 16:22